こんばんは、芦屋です。
キャバ嬢の興味を自分に引き付ける為には、
『キャラクター』が重要なファクターとなります。
恐らく一般的には、
素のままの自分でキャバ嬢と接していることが多いと思うのですが、
百戦錬磨のキャバ嬢が相手では、
これは少々分が悪い勝負となります。
例えば何か交渉事をする際、
漫画やドラマと違って『真っ向勝負』は痛い目を見るだけです。
相手は常にギリギリの譲歩ラインを設定しておいて、
それよりも低く見積もって提案をしてくるわけです。
相手が難色を示したら、
厳しい顔をしながらどこかに電話(をするフリ)をし、
「他ならぬあなたの為ですから、ここは私が折れましょう」
と言って実は設定していたラインより余裕がある数字で締結してしまうのです。
そして帰りながらその人は舌を出して笑っているわけですね。
それに気づいた時あなたは、
「まあしょうがない」
とか
「くっそう!騙された!」
とかになってはいけないわけです。
相手が譲歩したフリをした時に、
「ありがとうございます!」
と演じて見せて、その裏でさらに『引っ掛かったフリ』をして、
実はこちらの有利に締結していなくてはいけないのです。
何度も申し上げているとおり、
キャバ嬢とのやりとりは店内からメール(及びLINE)から、
同伴からアフターからホテルまですべて交渉事です。
何故かそれに知らんぷりをしている人が多いですが、
当たり前な話、キャバ嬢はアフターもしたくないし、
ホテルにも行きたくないし、客との恋愛なんてあり得ないと思っています。
もちろん営業の為に表向きは、
客との恋愛はアリというていにしていますが、
現実問題としてはやっぱりノーなわけです。
何回店に行こうが、
何回同伴やアフターをしようが、
いくら使おうがノーはノーなんです。
それをかいくぐった者だけが、
キャバ嬢との恋愛ができるわけです。
即ち、
何も考えずに自分を売り込むだけの客が、
キャバ嬢とおいしい思いができるわけがない、ということです。
キャバ嬢を自分のモノにしたければ、
それなりの武器が必要となってくるわけです。
正直な話、それに気づいていない人が多すぎる。
真っ向勝負を仕掛けても、
相手からすれば思うつぼなわけです。
むしろ、さらけ出してくれて、
コントロールしやすくなったと思われるだけです。
何故、キャバ嬢は源氏名を設定しているのか考えたことがありますか?
身バレ防止の為なんかではありません。
そんなのは微々たるものです。
本当の理由は他者を演じたいからです。
違う名前を持ち、違う化粧をし、違う衣装に身を包む。
L’Arc~en~Cielのヴォーカルであるhydeさんが、
「自分がする格好によって性格も話し方も自然と変わる」
と仰っていましたが、まさにそのとおりなのです。
彼女たちは『自分ではない人格』を演じたいし、演じているのです。
だから平気で客を笑顔で騙せるという側面を持っているのかも知れません。
キャバ嬢と付き合ったことがある人は分かると思いますが、
プライベートの仲になった途端に、
店での気丈さはどこかに消え失せて、
わがままでヒステリックで甘えん坊で泣き虫になる娘が多いです。
その変貌ぶりに戸惑うことがありますが、
思えば彼女たちは日頃違う人格に抑圧されているから、
そうなってしまうのも当然といえば当然なのかも知れません。
それを裏付けられるかどうかは分かりませんが、
本名でやっている娘は店と素の姿にほとんど差がない印象を受けます。
まあ源氏名なのに本名だと偽るホステスが多いですが、
わざわざそれを証明してくれる娘もいます。(身分証を出したり)
後は自分が昔、黒服をやっていた経験でそう思います。
本名を多少いじっただけの娘も素に近いですね。
(例えば『愛子』だったら『亜衣』にしていたり)
そういう娘は本名で水商売するのに抵抗がなかったり、
呼ばれた時に自分だと思えなかったら嫌なことが多いので、
元々の自分を隠さない傾向にあるからです。
ですが多くの場合は本名とは掛け離れた名前を持っているわけです。
クラブやスナックだったらママに決められることもありますが、
キャバクラの場合は『なりたい自分』にしていることが多いです。
即ち本当の自分を捨て、仮面を被った姿になるということですね。
恰好というのは人格を簡単に乗っ取ります。
男性でもスーツを着れば背筋が伸びるし、
柄物を着てサングラスを掛ければ眉間に皺も寄ってくるわけです。
そこにドラマでも漫画でもイメージしているキャラクターがいるならば、
心が勝手にそれに沿うような動きをしてくるものです。
幼い子はクレヨンしんちゃんの喋り方をしだすし、
金八先生が始まれば教師は黒板に格言を書き殴り、
スポーツ漫画が流行ればこぞって主人公のポジションを取り合うわけです。
キャバ嬢もそれと同じ。
イメージした何かがあって日々それを演じようとしている。
つまり私たちは『作られた偽物の』人格と交渉を進めなければいけないわけです。
そんな中、猪突猛進をしたら
ひらりと身をかわされてしまうのは想像に難くありません。
交渉に必要なことは本心を見せないことです。
そして『それを探らせること』です。
まあ相手が演じている自分を信じているならザルですが、
そうではない場合、探らせれば探らせるほど相手の素が出てきます。
敵わない相手を目にした場合、
人は纏っている人格が鬱陶しく感じ、
素の姿をさらけ出して、それを受け入れて貰おうとします。
動物がお腹を見せて服従するのと一緒。
それを頭に入れておく必要があるということです。
知らず知らずのうちに、
キャバ嬢のキャラクターを信じていませんか?
いつでもこの顔で、この喋り方で、この性格だと思っていませんか?
違います。
本当の姿は源氏名の下に隠れています。
それが意識できれば、
キャバ嬢の言うことを聞く前に心がセーブしてくれるようになります。
自分が相手にしているのは所詮、仮初であるということを。
それが分かれば無視なんて簡単にできますよ。