キャバクラに行きたいけど、行ったことがない人へ

 

これは本当に行った方がいい。

必ず違う世界が見える。

日常では味わうことの出来ない甘美な空間で

綺麗な女性が自分の為だけに用意される。

 

借金まみれになって、店に通う気持ちもよく理解できる。

確かにこれは毒である。

 

そして私はその豪華な内装もすごく好きだ。

特に毎日、会社の無機質な空間で生活していると、

そこに行くだけで全てが癒される。

 

最初は上手く会話が出来ず、落ち込むかも知れない。

だが、そんなことは気にしないで頂きたい。

 

根も葉もないが、あなたが帰った瞬間にはホステスは忘れている。

上手く振舞おうとするから落ち込むのだ。

『ただ、店の中を見に来た』

と思えばいい。

会話ができなければ、相槌を打つだけでもいい。

相手が喋らなければ、自分も喋らなくていい。

とにかく、その空間を思い切り楽しむのだ。

いずれ会話の仕方を覚えるようになる。

最初から上手く振舞えるはずがない。

 

私も今ではキャバクラ三昧だが、

最初は一言も喋らず、下を向いているだけだった。

何度も書いているが私は口下手だ。

今でも初回の店に入る時は緊張する。

 

だが、それでもあの空間というのは何とも形容しがたい。

そう、私は空間を楽しんでいるのだ。

ホステスにカッコつけたり、金持ち気分や、王様気分を味わいたいのではない。

純粋にあの空間が好きなのだ。

 

最初からホステスを口説こうとするから失敗する。

恋愛もセックスも結婚もプロセスが大事だ。

いきなり、一目惚れした瞬間に求愛しても引かれるだけだ。

 

あの間接照明と酒の下で官能な雰囲気を醸し出す女性といるから、

気分が盛り上がる。

そしてこんな綺麗な女性と一夜と共にできたら、という望みが生まれる。

 

最初はそれを楽しむだけでいい。

いずれはそれを叶えられる瞬間が来る。

それを楽しみにするだけでも明日への活力も生まれるというものだ。

 

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