先日、1年振りに会いにいったキャバ嬢がいます。
と言うと、昔は頻繁に会っていたという印象を受けると思いますが、
実はそのホステスとは1回しか会っていません。
1年前にフリーで入った店でたまたま付いた娘なんですね。
可愛くて印象に残っているのですが、
なにぶん高かったので(笑)
それ以来行っていませんでした。
けれど私のメールが面白いらしく、
1年間もずっとメールをくれていたんですね。
誕生日に来て欲しいという、
この娘にしては珍しく誘ってきたのですが、
やっぱり行かなかったんですね。
まあ、仕事が忙しかったというのもあるし、
やっぱり高いんですよ(笑)
「もうこれでメールも来なくなるだろうな」
と思っていたのですが、
それでもちょくちょく送ってくれました。
それから暫く経ち、
金銭的にも時間的にも余裕ができたし、
何より、1度しか会っていない客としても最低ランクの私に、
今でもメールをくれるので、久しぶりに会おうと思いました。
「今日行くよ」
と簡単なメールを打つと、すぐに
「マジで!?待ってるよ!!」
と返事をくれました。
簡単なプレゼントを用意し、
私は店に向かいました。
彼女は1年振り(しかも1回会っただけ)でも店に入った瞬間、私をすぐに見つけて、
「うわ~!久しぶりやん!!」
と笑顔たっぷりに迎えてくれました。
それから暫く話し込んでいたのですが、
どうやら指名が入ったらしく、呼ばれてしまったんですね。
彼女は、
「すぐ戻ってくるけん!」
と言って席を立ち、私はヘルプの娘と話し込むことにしました。
それから10分くらいで、本当に戻ってきたので、
「早いな、おい。」
と言うと、
「こっちの方が大事やけん!店長に言っといた!」
と屈託なく笑っているので、
何か嬉しくなってしまったんですね。
ここで、
「はい、あげる」
とプレゼントを渡すと、
「ええっ!マジで!?嬉しい!!私もあるんよ!」
と裏から紙袋を持ってきて私にくれました。
理由を聞くと、私の誕生日が近いことを覚えていたかららしい。
それにしても夕方メールしたのに、
よく準備してくれたな、と感心しましたね。
こりゃファンも多いわ、と。
結局彼女はもう一度呼ばれましたが、
またまた10分程で戻ってきて、
私は店にいた殆どの時間をこの娘と過ごしました。
本当は1セットで帰ろうかとも思ったのですが、
建前でも何でもここまで尽くしてくれるホステスはそうそういないので、
1時間延長しました。
会計を済ませても、
「まだゆっくりしててよ!」
と言うので煙草に火を点けると、
ボーイさんが
「お時間です」
と呼びにきました。
「煙草だけ待ってて!」
と、この娘がボーイさんを追い返したのですが、
店が厳しいらしく、すぐに2回ほど声を掛けられたので、
その度にこの娘がボーイさんを追い返すのですが、
さすがに悪いなと感じ、席を立つことにしました。
「また来るよ」
と言うと彼女は、
「うん!待っとる!」
と笑顔で手を振ってくれました。
それにしても1年振り2度目でここまで厚い待遇を受けるとは思いませんでしたね。
普通は半年くらい行かないと諦めるものですが、
この娘とはメール一つでしっかり繋がったようです。
よく行くから仲良くなるとは限らないし、
お金を持っているから大事にされるというのも間違い。
いくらホステスと言えど、一人の人間なんですから、
家族や友人のように大事に接すれば必ず返してくれるものですよ。