私がよく行く飲食店のバイトの子が、

翌日、誕生日だというので何が欲しいか聞いてみたら、

 

「芦屋さん、キャバクラ連れて行って下さいよ!」

 

と言われてしまいました。

確かに私はキャバクラ好きではあるが、

そんなにやたらめったら行っているわけではありません。

 

なのに知り合いからは『キャバクラ狂』と思われているんですよね。

というか、君彼女いなかったっけ?

 

「別れたんす・・・。」

そうですか。

それよりつい最近まで、

「キャバクラなんて何が楽しいんすか?」

とか言っていなかったっけ?

 

まあいいや。

せっかくの誕生日なんだからカワイイ娘と過ごしたいでしょう。

 

というわけで誕生日の日に繁華街へ繰り出していきました。

 

 

よく行くお店でもいいんだけど、

ボーイさんに

「芦屋さん、いらっしゃいませ!」

なんて言われたら本当にキャバクラ狂だと思われてしまう。

(まあ、半ば当たりではあるけれども)

 

それに知っている娘を指名したら

「今日は一人じゃないんですね♪」

なんて言われたら確定ですからね!

 

というようないらぬ心配をしていたので、

行った事のない店に行くことにしました。

 

まあ、2人分なので安くする為に無料案内所へ。

そこで適当に交渉して、少々高い店を値切っていくことにしました。

 

矛盾に感じるかも知れませんが、

基本料金が安いところは繁華街では、ほぼハズレ。

 

高いから良いというわけでもありませんが、

それでも安いところよりはハズレの確率が低いので、

楽しい時間を過ごす為には、ちょっと高めのお店がお薦めです。

 

 

案内されたところは黒を基調としたシックな作り。

少々、箱は狭いかなと感じるお店でした。

 

すぐに一人のホステスがついたのですが、

ごめん、Tくん(←連れ)。

あまり可愛くないわ。

 

一応、彼の誕生日なので彼の隣に座られました。

(普通、2人の客に対して1人のホステスが付く場合は真ん中に座る。)

 

正直、この時点で

「案内所通すと、1回切りの客と思われて大抵可愛くない娘が付くんだよなぁ。

どう見ても俺ら金なさそうだし、いつもの店にしておけばよかったなぁ」

と後悔していました。

 

それでもTくんは楽しそうに話していたので、

私はまあいいかなと2人の様子を見ていました。

 

すると私の方にも女の子が付いたのですが、

これが結構カワイイ。

 

佐々木希ちゃんをもうちょっと優しくした感じです。

恐らくこの店ではナンバーに入っていると思います。

 

Tくんのところには、最初の娘が付いているので、

当然、私の隣に座るわけですね。

 

ごめん、Tくん。

と2度目の謝罪をしながら私は楽しんでいました。

 

 

話の内容としては、

Tくんがずっと

「俺、こういうところ来ないからどうしていいか分かんなくて!」

と言っていたので、

「そうだよね、俺も。」

と言ったら何故か速攻で

「嘘でしょ」

と希ちゃん似のホステス(以下、めんどいので希ちゃん)から突っ込まれました。

 

初対面なのに何故?

何か私がやけに落ち着いているからというので、

「今、流行の枯葉男子だから」

と誤魔化しておきました。

 

すると彼女いるの?と聞かれたので、

2~3年近くいない、と答えました。

 

ここら辺は彼女はいないと言った方が、話が広げやすいですね。

そっちの方が向こうも安心しますし、

ストイックな娘は何とか釣ろうとしていきます。

 

彼女いると答えると結構、距離を開けられることが多いんですね。

じゃあ何でこういう店に来てんだよ、と。

 

初対面の娘でも、彼氏いないと聞くと何故か安心するじゃないですか(笑)

キャバクラでもそれと同じ感じですね。

なので私は専ら「長らく彼女はいない」という設定にしています。

(まあ、最近は本当にいないんですが(笑))

 

すると希ちゃん、

「え?したくなったらどうすんの?」

とカワイイ顔でまさかの下ネタです。

 

「キミがいるじゃないか」

と顔馴染みのホステスならそういって叩かれるのがパターンですが、

初対面でそんなことは言えなかったので、

「歳をとるとね・・・。勃つものも勃たなくなるんだよ」

と思い切り枯れっぷりを披露していました。

 

けっこう相手がツッコミやすいと、「話しやすい!」と思われるんですね。

なので自慢話は禁物です。

 

何故かカッコつける人が多いですが、逆効果ですから。

 

そんなこんなしていたら、希ちゃんは呼ばれ、別の娘がつきました。

まあ希ちゃんよりは可愛くないけど、

愛嬌があるほんわかした娘です。

 

この娘とは何を話したかあまり覚えていないですね。

シャンプーの話になって、匂いを当てる為に嗅がせてもらったくらいでしょうか(笑)

 

 

結局、Tくんには帰り道ずっと

「芦屋さん、ズルイっすよ!希ちゃん、めっちゃ可愛かったじゃないですか!」

と文句を言われていました。。

 

けれど彼の地元では、最初についた娘が可愛いと呼ばれるくらいらしいので、

この辺のキャバクラは大変気に入っていましたね。

 

「また行きましょうよ!」

と言ってくれたので、ちょっとリサーチしていきましょうかね。

 

まあ今回は彼の誕生日ということもあって、

全然口説きにかからなかったのですが、

逆に

「さすが慣れてますね。」

と言われてしまいました。

 

私もそこまで行っている方ではないと思うのですが・・・。

まあ、女の子を不快に思わせないように配慮すれば、

いくらでも仲良くなれますからね。

 

さ、来週は1人で行こうかな。

 

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