キャバクラは話が上手くなる格好の場です。
私自身も元は口下手で、特に女性は苦手でした。
何か話しかけられても、ずっとニヤニヤして、
「え~・・・あ~・・・そうですねぇ」
しか言えなかった人間です。
なので先輩に初めてキャバクラに連れて行かれた時は、
正直、かなり鬱でした。
「やめてくれよ・・・。こんなとこに言ったって面白くもないよ・・・。」
と思っていたものです。
案の定、全く喋れずに相槌を打つしかなく、
全く面白みのなく帰ったわけなのですが、
何故か社内で私がキャバクラ好きという噂が広がりました。
「冗談じゃないよ!」
と思っていたのですが、キャバクラ好きの先輩から、
「お前、キャバクラ好きなんだってな!今日行こうぜ!」
なんて誘われたものですから嫌とは言えず、また行ってしまいました。
しかし仕事柄営業もするわけですから、
「若い女性は苦手です・・・。」
なんて言っていられるはずもありません。
私は練習の為と思い、とにかく話してみようと挑みました。
やはりホステスは話のプロです。
どんなにこっちが詰まったとしても、
どんどん話のネタを提供してくれるのです。
最初はそれに合わせて答えていっているだけだったのですが、
それではずっと相手に主導権を握られたまま・・・。
これが会社の営業なら絶対に契約は貰えません。
何としてでも、こちらが主導権を握らなくては・・・。
そんな思いを抱きながら何回もキャバクラへ行っているうちに、
会話に自信がついてきたので、単純に行くだけで楽しくなってきました。
キャバクラに慣れると自然に口が軽くなってきます。
周りから
「話が面白いね!」
なんて言って貰えるようになりました。
こちらの話がつまらないとキャバ嬢も不機嫌になったり、
困ったりしてしまいますので、良い指標にもなります。
「キャバクラとか行きたくない、行こうとも思わない」
って言う人程、話が面白くなかったりします。
何故かというと、『相手に合わせた話ができない』から。
(まあ、キャバ好きでも一方的な自慢話しかしない人もいるので、それはまた後ほど)
誰とでも話せるトーク力を身に付けたかったら、
キャバクラへ行って、指名をせずにいろんな娘と話してみて欲しいです。
どんなキャバ嬢が相手でも、こちらのペースに乗せることができれば、
一般人とのコミュニケーションなんて楽ですよ。
一度も行ったことがなくて不安という場合は、
こちらがとても勉強になりますので、持っておいて損はありません。
逆に無いと、周りの空気に飲み込まれてしまうかも知れませんので・・・。