どうも、こんばんは。

芦屋です。

 

 

『口説き文句は、口説く気がないからこそ効果がある』

 

これはキャバ嬢に限った話ではないのですが、

好きでも無く、付き合う気もない女性を落としたことがある人なら、

この意味を強く理解していると思います。

 

 

「口説く時はどんなセリフを言ったらいいのか?」

という疑問を持つ人は多いですが、

問題なのは「何を言うか」ではなく「どんな風に言うか」です。

 

残念ですが真剣に言えば言うほど確率が落ちる、

というのが私が実感しているところです。

 

「一押し、ニ押し、三に押し」

とよく言いますが、

それが効くのは『自分の意志がない娘』

もしくは恋愛経験が圧倒的に少ない娘です。

 

そういった意味では、

客に惚れさせるのが仕事なキャバ嬢には、

まるで逆効果であることがよく分かるでしょう。

 

 

出水聡さんの教材をお持ちであれば、

『妄想操作』という言葉をよく聞くと思うのですが、

自分に興味がない娘を惚れさせる為には、

『いかに自分のことを長く考えさせるか』が要です。

 

 

例えば私は昔、ある女の子から告白されたのですが、

その数日前に、

「芦屋さんのこと考えてたら、電車降りそこなっちゃいました(笑)」

というようなことを言われました。

(実際にはもうちょっと誤魔化した感じだった記憶がありますが・・・)

 

私はこの娘に対して何をしていたかというと、

『デートに誘いそうで誘わない』

ということを何度か繰り返していました。

 

普通、こういうことを書くと、

『誘い切れないのは男として失格!』

みたいなことを言われますが、

それは相手に好意がバレている場合です。

 

「私のこと好きなのはもう知ってるから、うじうじしてないで誘ってみなさいよ!」

って感じですね。

 

 

で、私の場合はそんな気はまったくないです。

 

だから相手は最初、

(うわ~、休日とか聞いてきたよ。絶対行こうとか言い出すよ・・・)

と思いながら誘わないので、

「あれ?」

ってなるわけです。

 

その積み重ねが意外と大きな効果をもたらします。

 

 

これはキャバクラのアフター前でも効きます。

 

ご飯の話をすると、

「え~!行きた~い!」

なんて言ってくると思います。

 

普通はそこで、

「じゃあ今日どう?」

とか

「いつなら都合いい?」

って聞くと思います。

 

私の場合は、

「うん、行っといで。マジでお薦めだから。」

って言いますね。

 

これはキャバ嬢からすると、

行く気があるにしろ、ないにしろ、

「あれ?」って思うものです。

 

 

私からしてみたらありがたいことに、

9割の客がキャバ嬢の思惑通りの行動をするので、

彼女達の頭の中ではもうシナリオが出来上がっているんですね。

 

「こう言えば、こういう反応が返ってくる」

というような。

 

それがほとんどの場合、外れることがないので、

外した時というのは、少し相手の頭の中に自分を埋め込むことができます。

 

 

「私のこと好きなんじゃないの?」

「指名している娘の誘いを断るとか何?」

ってグルグル思いを巡らせることになるんですね。

 

もちろん、嫌われていたら無理ですし、

ドライ過ぎるのも問題ですが・・・。

 

 

それの延長線上で、

相手に好意がバレていて、それでも口説くというのは、

向こうからしたら完全に想定の範囲内なんですね。

 

あなただって

「この娘、俺のこと好きなんじゃないか?」

って思ってる娘から告白されたって、

「あー、やっぱりなぁ」

って思うだけじゃないですか?

 

「知ってるよ」って。

 

そしたらここで思考が完結するじゃないですか。

 

 

分かりやすく説明しましょう。

 

例えば紫色を作りたいとします。

 

「赤を青を混ぜたら紫になるよな」

って思っていて、その通りにできたら、

それ以上『紫色を作る』ってことは考えないと思います。

 

でもこれが混ぜたら突然、黄色とかになったらどうですか?

(もちろん、そんなことないですよ 笑)

 

「え?何でだよ!ありえないだろ!?」

「どうやったらこうなるんだよ!」

「じゃあ紫はどうやったらなるんだよ!」

って答えが出るまでず~~~っと考えると思います。

 

その間、興味が尽きることはありません。

 

 

そうです。

相手に興味を尽かされたら終わりなんですよ。

 

『告白』って1つのゴールですからね。

 

「この人、私のこと好きだよな~」

って思っていて、

「好きです」

って言われたらそれで終わりじゃないですか。

 

驚きも何もあったものじゃない。

 

「あ~、やっぱり!」

しか思うことはありません。

 

 

それを、

「え?ほんと??」

「なんか嘘っぽい!」

「ちょっと、ホントはどうなの!?」

って思わせるためには、

『何を言ったか』ではなく『どう言ったか』であるというのは、

これで納得できたかと思います。

 

 

私だってキャバ嬢に

「俺さぁ、○○ちゃんのこと好きじゃん?」

って何のひねりもないこと言いますよ。

 

でも、それで

「ありがとう!」

とか言われることはないです。

 

「絶対嘘だし!」

って言われますね。

 

「何言ってるんだよ。俺の両手から溢れんばかりの愛が見えないかい?」

とか言っても、

「何も見えないね(笑)」

って言われるだけです。

 

 

逆に最初から「気に入った!」といって、

べた褒めした場合は、その後素っ気なくしたりとかします。

 

こっちはルックスに自信のある新人嬢なんかに効果を発揮します。

 

「客を捕まえるなんて楽勝じゃん!」

と思わせといて、実は捕まっていないというね(笑)

 

 

これは自分に自信がある人はできないですね。

 

私なんか本当にルックスも悪いし、お金もないので、

『普通に口説いても落とせる』

という感覚がまるで分からないんですよ。

 

だから、

「もう少し通えば、関係が深まるはず!」

の意味が分からないんです。

 

「平行線は交わらないから平行線なんだろ?」

って私なんかは思うわけですが、

どうやらそう思う人が少ない方が現実らしいです。

 

ですから関係も思考も平行にならないように、

あらゆる手を使ってシェイクしていくわけですね。

 

 

まあ私もルックスに自信があれば、

一発口説くだけで落とせるとか思うのかも知れませんが、

残念ながらそうではないので(笑)

 

だからこそキャバ嬢に強い、ってのもありますけどね。

 

 

自分に多少なりとも自信があったら、

「落ちるはず!」って思ってしつこく通うじゃないですか。

 

でもキャバ嬢って、

本当にカッコ良くて、お金持ちで、

社会的に成功してて、修羅場を潜り抜けてきた人なんて、

いくらでも接してきたわけですよ。

 

そんな中、真正面から口説いてもねぇ・・・

って私なんか考えてしまうのですが、どうでしょう?

 

 

で、逆にキャバ嬢からすれば、

自分に自信があるわけですし、

こんな平凡にしか見えない私ですから、

『落とせないはずがない』

って思ってるんですよ。

 

ちょっと可愛い顔を作ったり、

肌を露出させたり、

甘えた声を出したり、

えっちなことを言ったり、

「好き」って言えば、

簡単に落とせると思ってますからね(笑)

 

そこに隙が生まれるわけです。

 

それを衝いているに過ぎません。

 

 

そうすれば知らないうちに、

パワーバランスが逆転していて、

向こうは結構無理にでも落としてこようとするわけですよ。

 

自分の意地とプライドに掛けてですね。

 

 

だってムカつくじゃないですか(笑)

 

こんなに可愛い自分が愛想を無理に振りまいてやっているのに、

目の前のブサイクは何も反応しないんですから。

 

 

言ってみればキャバ嬢もそういう気持ちを利用しているわけです。

 

「もっと通えば関係が深まるはず」

という期待をさせるというのは。

 

なので本当にモテない人よりかは、

多少自分に自信があり、適度に彼女がいた男性の方が、

圧倒的にコントロールしやすいということです。

 

そのプライドや自信を衝けるわけですから。

 

 

で、もっと上手いキャバ嬢は、

「女の子が落ちるパターンを演じてきます」

 

要は男性が、

「あ、この感じは、もう少しで落とせるな」

と覚える感覚を、キャバ嬢が意図して作り出しているということです。

 

 

なので正攻法というのは、

キャバ嬢に対しては有効とは言えないわけです。