こんばんは、芦屋です。

 

キャバ嬢はどんなに馬鹿に見えても、

自分が思っているよりは馬鹿ではありません。

 

一見すると、

頭が悪くて、金とホスト(イケメン)が好きで、

貞操観念の弱い、すぐに股を開くオンナに見えるかも知れません。

 

あるいは男と遊ぶのが好きでキャバ嬢をしているように

見えるかも知れません。

 

なのでちょっと強引に誘ったり、

ある程度お金を使えば簡単にホテルに付いてくると錯覚するかも知れませんね。

 

 

キャバ嬢というのは本当にプロで、

客にそういう錯覚をさせるのが限りなく上手いです。

 

こういうブログを運営している私ですら、

「お、この娘は俺に気があるんじゃないか?」

とか

「この娘は欲求不満そうだな。誘えばすぐに付いてくるかも・・・」

なんて今でも思い立ってしまいます。

 

その度に頭の中でもう一人の自分に、

「おい、勘違いだぞ!」

と打ち消して貰うわけですが、

油断すると本当にそういう錯覚に陥ってしまうのです。

 

 

そして彼女たちはそれを本能でこなせてしまうのが恐ろしいところです。

 

おそらくは知識や教養という面では、

読者の皆様の方が圧倒的に上だと思います。

 

 

現に彼女たちは『ホステスの仕事』ですら、

書籍を読んだり、他店に行ってみたりして勉強するような娘はほとんどいないのですから。

 

言ってしまえば、

『現場での慣れ』と『女の勘』で渡り歩いているのです。

 

 

この野性的な本能がとてもやっかいです。

 

センスで動かれると、

それがとても自然に感じるので裏を暴くのが難しくなるからです。

 

 

男でもやたら年上に可愛がられる人っていますよね?

 

ああいうのが素質というもので、

本人としては『そうした方が自分に得があるから』やっているだけで、

なにも自然と勝手に可愛がられているわけではありません。

 

ですが周りの年上には、

『なぜか憎めない可愛い奴』にしか見えないわけです。

 

自分が利用されているとも気づかずに・・・。

 

 

キャバ嬢もそれと同じで、

ホステスというホステスがそういう才能の集団だと思った方が無難です。

 

なので客は簡単に錯覚するわけです。

 

「こいつは落とせそう」

「こいつはヤレそう」

 

そして玉砕していくのです。

 

 

もちろん、私も何度もあります。

 

今日はそのお話をしていこうと思います。

 

 

 

キャバクラにも比較的慣れ始めた頃・・・。

とある店にフリーで入りました。

 

 

その中で私に着いた娘がRちゃん。

 

見た目だけならこの店でも1位2位を争うほどで、

フリーで入るとほとんど着くことがない娘です。

 

しかしながら問題は品性を感じないこと。

 

可愛いのだけれども、

口に力が入っていない抜けたような喋り方をするし、

内容も時事的なことは何も知らず、

何よりも酒癖が悪い。

 

おまけに客の顔や名前も覚えようともしない、

ホステスとしても「どうなの?」と言える娘です。

 

本当にルックスだけで活動しているようなキャバ嬢です。

 

 

そしてその日もいくら閉店間際とはいえ、

完全に酔っぱらっていました。

 

私の隣に座るなり、

「めっちゃ飲んだぁ~」

と私に寄り掛かって手を取り、恋人握りをしてきました。

 

呂律も回っていません。

 

そして何度も何度も同じ話をしてきます。

 

 

それより問題なのは自分の位置からよく見える、胸の谷間・・・。

 

酔っぱらってまともに話もできないし、

私はずっと彼女の胸元ばかりを見ていました。

 

そうしたら、

「ねえ!ちょっと聞いてる!?」

とガバッと顔をあげて目を合わせてきました。

 

その距離わずか20センチ・・・。

 

そしてこともあろうか、

酔っぱらっている彼女はふら~っとよろめき、

私と額をコツンと合わせる形となりました。

 

目と目が10センチも離れていない距離で、

彼女はニコっと笑いました。

 

微妙に吐息も掛かる距離に私の理性はぶっ飛びました。

 

 

(この娘は軽そうだし、今日は完全に酔っぱらってる!

これは絶対持ち帰れるだろう!最低でもキスはできるはず・・・!)

 

そう思うや否や、

私は場内指名を入れ、さらにドリンクを飲ませました。

 

 

閉店10分前。

彼女は完全に私に寄り掛かっている形です。

 

ここで、

「ねえ、終わってからどこか行こうよ。」

と切り出しました。

 

彼女は「え~っ!、酔っぱらったぁ!」と返答してきます。

 

「もう飲まなくてもいいよ。ちょっと付き合ってくれたらいいからさ。」

 

そう言っても、

「えぇ~っ?」

としか返ってきません。

 

何もダメな理由を持ち出してこないことで、

逆に私のイライラが募っていきました。

 

「すぐ近くのバーに行こうよ。1杯だけ付き合って。

アルコールは飲まなくてもいいからさ。」

 

「それとも遊べるところがいい?」

 

「わかった。じゃあ一緒に帰るだけでいいよ」

 

何を言っても彼女は「えぇ~っ?」しか言ってきません。

 

 

嫌ならハッキリ断ってくれた方がスッキリするのに・・・。

 

 

「オーケー。とりあえず連絡先教えて?」

私が携帯を手にとっても、彼女は動こうとしません。

 

「はあ・・・」

溜息をつくと、

「なに?おこってんの~?」

と聞いてきます。

 

酔っ払いを相手に接客の何たるかを説いても無駄だし、

私はすくっと立ち上がって店を後にしました。

 

その後彼女がどういう行動をとったかは覚えていません。

 

 

私はムラムラが治まらないので、

遅くまで開いてるラウンジへと移動し、

ひたすらに下ネタトークを繰り広げました。

 

そこでも勢いに任せてアフターを誘いましたが、

あえなく失敗。

 

結局私はとぼとぼと独りで帰ることとなりました。

 

 

よく『下ネタで相手をムラムラさせる』

だとか、

『性に対して抵抗がないか探る』

とか言われますが、ことキャバクラにおいては効果はありません。

 

何故なら下ネタというのは、

キャバクラ内では鉄板トークの一つですし、

多くの客がやっているからです。

 

それに下ネタというのは、

キャバ嬢からしても頭を使わなくて盛り上がれるネタなので、

とても便利なんですね。

 

おまけに下ネタを話せば話すほど、

『ヤリ目』ということがはっきりとバレます。

 

それ故にアフターの成立すらも難しくなっていくわけです。

 

 

なのでやらない方がいい。

 

分かってはいたのに、

その日の私はムラムラしすぎて、

強引に押し過ぎてしまいました。

 

 

この日だけではありません。

 

やはり強引にアフターを迫って成功した試しがありません。

 

ある日、閉店時間が早い店の順番に行き、

それぞれでアフターを強く誘ってみましたが、

明け方に閉まるガールズバーを含め、全部アウトでした。

 

 

性欲が見えてしまうと、

アフターには応じてくれません。

 

 

アフターができないという方・・・。

 

性欲が強く表れていませんか・・・?