こんなキャバクラ好きの私ですが、
一回目で目覚めたわけではありません。
前回の記事を読んで頂けたらお分かりの通り、
「やっぱり行きたくないな~」
としか思わなかったわけです。
ですが出張も終え、会社に戻ると何故か
「お前、キャバクラ好きらしいな!」
と言われるようになりました。
まあ多分先輩の性格からしても、
「芦屋をキャバクラに連れて行ったら、楽しそうにしてくれた」
としか言っていないと思うのですが、
いろいろ尾ひれがつくなんて伝言ゲームは恐ろしいものです。
その中に一人キャバクラ好きな先輩がいまして、
「今度、俺と行こうぜ!」
なんて言われました。
何でだよ・・・とも思ったのですが、
この先輩は営業が上手いので、何か掴めるかも知れない。
女性と話すのが苦手な私は『営業の勉強の為に』と、
再びキャバクラに行くことにしたのです。
店選びは先輩に完全に任せることにしました。
まあ何とも手際が良いことでキャッチのお兄さんをすぐに見つけて、
(私にはキャッチなのか、ただ立っている人なのか分からなかった)
交渉に入っていきました。
すぐに話は決まったらしく、そのお兄さんに連れられて
二度目のキャバクラへと足を踏み入れていきました。
正直、店内はよく覚えていません。
先輩がどう話しているかしか見ていませんでしたので(笑)
すると私に付いていたホステス、
髪はボブカットで、顔も目も体もシュッとしているというか、
尖っている感じの娘が言いました。
「ねえ、何か飲んでもいい?」
キャバクラ初心者の私は、
何か飲む⇒ボトルを入れる⇒高額になる
という図式しか思い浮かばなかったので、
「お・・・俺、金ないよ?」
と無様な返答をしてしまいました。
そんな私の図式なんて想定していないであろう嬢は、
「え~?ダメぇ??」
と言ってきました。
「だから金無いって・・・」
私も私でこれ以上の言葉が見当たりません。
「これ飲めば?」
とハウスボトルを指差して、
「これは女の子は飲めないの!」
と怒られてしまい、何でだろう?と思っていたのは秘密です。
そんなやりとりを繰り返して、
「でもあっちは貰っているのに!」
と指を指された方を見ると、先輩に付いている嬢の前にカクテルが・・・。
ああ~・・・ドリンクってこれかぁ。
でも一体幾らするんだコレ??
と頭の中で葛藤していました。
まあコレで一万円も取られないだろ・・・と思い、
「う~ん・・・じゃあいいよ」
と承諾することに。
暫くするとボーイに呼ばれ、そのホステスは席を立つことに、
「ねえ、ここにいてもいい?」
へ?
呼ばれたんじゃないの?
キャバクラのシステムを何も知らない私は、
ボーイに呼ばれるということは、誰かお客さんに指名が入ったのだと思いました。
というのも初キャバクラの静岡では、
隣のホステスは代わらなかったからです。
なのでフリーが入れ替わるシステムだとは知りませんでした。
「え?いたいならいれば?」
何の気もなしに言うと、嬢はボーイを呼び、
「場内指名頂きました~」
と告げるではありませんか。
指名~??
なんじゃそりゃ!!
つーか場内指名って何よ!?
私の頭の上に?マークが10個は並んでいたと思います。
しかし今更
「指名とは知らなかった!キャンセル!!」
なんて言う度胸もなく、流れに身を任せることに。
正直この日は嬢との会話なんて覚えていません。
「一体幾ら掛かるんだ、コレ???」
しか考えられませんでしたから。
先輩が帰ろうと言ったのでドキドキしながら会計を待つと、
思った以上に掛からずホッと胸を撫で下ろしました。
いや~無知ってのは恐ろしいものです。
結局この日も楽しむこともなく、先輩の会話術と会計の心配に終始して終わりました。
あ~・・・やっぱり面白くないわ。
そんな私が変わってしまったのは次回です。