キャバクラというのは、ホステスと会話をする場所なのですから、
会話力というのが重要になってきます。
初期の頃は、
『自分が苦手な女の子とも話ができるように』
と会話の練習自体にキャバクラに通っていました。
慣れてくると口下手で人見知りの私でも、
初対面の人と普通に会話ができるようになったので、
キャバクラに感謝していたんですね。
しかし慣れてくると今度は会話の主導権を握りたくなる。
ガチッとはまってホステスが笑い転げてくれる様子は、
何事にも変え難い快感になりますし、
『この人は面白い!』
と特別扱いしてくれることも結構あります。
なので私は自分の会話力を鍛えていこうと思いました。
お陰で今ではホステスじゃくても、一般女性或いは男性からでも
「芦屋さんって話すと面白いね!」
と言われるようになりました。
まあ私は髪も染めていないし、アクセサリもつけないし、
服も地味なので
「真面目で堅い人」
という第一印象を与えてしまいがちなんですね。
ですが口を開けば自分をいじるし、相手もいじるので、
『話すと』面白いと言われるわけです。
一見変なことは言いそうに見えませんから(笑)
そう言われると会話をすること自体が楽しくなります。
会話が楽しくなると、もっと話が上手になります。
話が上手になると、どんなホステスとでも会話の主導権が握れるんですね。
なのでフラッと初めて行く店に入って、知らないホステスがついても、
その何分後かには仲良くなれるんです。
いろんなホステスと仲良くなれば、
いざお気に入りの娘と話す時も、自信を持って会話ができますし、
いろんなパターンを知れるので、
何を言えばどんな反応が返ってくるかも大体読めるようになります。
まあ、こんなこと言っていますが、
先ほど言った通り、私は元々口下手で人見知りする人間です。
今でもたまに苦手なタイプとは上手く会話ができません。
それでも大体の人と仲良くなれるようになったのは、
会話が上手い人はどんな風に話をしているのかを勉強したからなんですね。
私が一番参考にしたのは、
GLAYというバンドのリーダー、TAKUROさんでした。
まず彼の日本語って綺麗なんですね。
汚い言葉は使わないので印象がとても良いのです。
私は汚い言葉の人は男性でも女性でも嫌いです。
「○○じゃねーかよ」
とか
「お前、ふざけんじゃねーよ」
みたいな喋り方をする人です。
俺の方が上だぜ、みたいな話し方をする人って結構いますよね。
女の子や後輩と会話をすると、途端にこういう口調になる人が多いです。
TAKUROさんはそういう喋り方をしない人なので好感が持てます。
他にも言葉のチョイスが面白いですし、
テンションの使い分けが素晴らしいです。
普通に話をする時は低音でポツポツ喋っているのですが、
強調するところはパッと声色を変えるので、
特別面白いことを言っていなくても、何だか笑えてしまうんですね。
お笑い芸人のラジオとかでも参考になりますが、
彼の方が喋りという意味では一般人に近いので、
参考になることがたくさんあると思います。
やっぱりこういう絶妙なテンションの使い方は文章だと伝わらないからですね。
実際に話をしているのを聴くのが一番だと思います。
ニコニコ動画に『TAKURO語録』というのがあったので、
聴いてみて下さい。
会話の内容ではなく、
どういう部分で、どんな喋り方をしているのかに注目すると勉強になると思います。