今日はせっかくの祝日ということで、
最近行っていなかった近所のキャバクラ(と言ってもスナックっぽい)に
行ってきました。
ここに行くのは一昨年のクリスマス以来なので、
もう1年半以上行っていなかったんですね。
本当はまたTくんと行く予定だったのですが、
急遽バイトが入ってしまったらしく、かといって家でじっとしているのも何なので、
一人で行ってきたわけです。
久しぶりに行くとシステムも女の子も変わっていて、
ちょっと戸惑いましたね。
しかも結構混んでいたので、私はカウンターに座りました。
ボーイさんと軽く話をして、
システムの変更を聞いた後は暫くボーイさんと話をしていました。
少ししたら入ったばかりだというホステスが付いたので、
彼女と話をすることに。
何でもこの仕事は初めてだということで、
こちらが話のフックを見つけないと、会話が止まってしまうことが何度かありました。
けれどもやっぱり初対面の娘と話すのは楽しいですね。
向こうもこちらのことを全く知らないので、
フラットな状態からこちらの作りたい像を創作することが出来ます。
とにかく最初の数分間が勝負。
ここで絡みにくいと思われてしまったら、
後から覆すのは難しくなります。
なるべく慎重に言葉を選び、相手の興味のあることを引き出し、
それに合わせた会話をしていました。
しかし!
もう一人ホステスが現れて私の顔をジッと見てきます。
嬢「ねぇ・・・会ったことあるよね?」
私「・・・ないよ」
嬢「嘘!あるでしょ!?」
私「ないよ。初めて見る。」
嬢「この店に来たことはあるでしょ?」
私「いや、初めて来たよ。」
嬢「一昨年のクリスマス・・・」
私「やめろーーーっ!」
嬢「ほら、やっぱり!何で嘘つくの!?」
私「すみません・・・。」
そう、何を隠そう一昨年のクリスマスまで何回か指名していた娘だったのです。
もういないだろうと思っていましたが、まだ残っていたようです。
まさか覚えられているとは思いませんでした。
まあ何で嘘をついたのかと言われたら別に理由はないのですが、
一応、本当に私のことを覚えているのかテストしてみたかったのです。
ホステスは客に失礼がないように、
とりあえず『会ったことがある』と言うものですし、
仮に本当に初めてでも「似ている人かも」で済ますことができます。
覚えられていないほど、客が恥ずかしい思いをすることはないですからね。
そこでもし会っていたのなら、記憶の断片を繋ぎながら会話をしていき、
情報を補完していきます。
なので「会ったことがあるよね?」と言われても、
それ自体がブラフな可能性があるので最後までとぼけてみたわけです。
しかし確実的なことを向こうが覚えていたので、
この時点で探り合いを辞め、私が悪いという形で終わらせました。
久しぶりに再会した彼女は綺麗になっていましたね。
当時はすぐに酔っ払って、人の金で好き放題食べていたりしたのですが、
今ではすっかり大人しくなったようです。
歳月なんてものは私にすれば老いを意味するものですが、
若者には成長を意味するんですね。
何だかちょっぴり嬉しくなりました。
・・・が、しかし!
私を完全に思い出した彼女はすっかり元通りになりました(笑)
まあ確かに振る舞いとか、頼むお酒は洒落てきましたが、
口を開けばあの頃のままです。
突然ボケだすし、いじったら口を膨らませてパンチをしてくる様子なんか、
本当に変わっていません。
何だか微笑ましいなぁなんて思っていたら、
「芦屋さんって相変わらず優しいんだね。」
と言ってきました。
私「はぁ?俺が??」
嬢「うん。だって前も私がめちゃくちゃ注文しても笑ってるだけなんだもん。」
私「いや、文句は言ったと思うぞ(笑)」
嬢「だから調子に乗っちゃってたんだ♪」
私「俺は誰より○○には厳しく接してきたんですけどね!」
嬢「あはは!意味なかったね!」
私「完全に独り言だったのかよ!!」
嬢「あはははは!」
そんな感じで久しぶりの再会を楽しんできました。
前は子供だなーとしか思わなかったのですが、
今ではすっかり魅力的な女性になってしまいましたね。
全く嬉しいやら寂しいやら・・・。
それにしても問題なのは、彼女は私を男として全く見ていないことですね。
無防備すぎます(笑)
そして色気で釣ろうとしない。
大きな声で近況ばかり報告してくる様は、
一人暮らしをした兄が実家に帰ってきて、それを喜ぶ妹みたいです。
なんか悔しいな(笑)
次に行った時はちょっと男を出してこようかな。