指名している娘がいるお店に行く場合、

『自分のことを覚えていて当然』と思っていますよね?

 

それどころか「本当に覚えているのか?」

なんて疑問すら持たないと思います。

 

何故なら予め出勤しているか聞いたり、

今から行くよ!と連絡する客の方が多いですからね。

 

キャバ嬢から見てもそっちの方が間違いがないので、

「来る時は連絡して!」

と言われると思います。

 

私もそっちの方が無駄足になることもないし、

その時忙しいかどうか聞いて、行くか行かないか判断していました。

 

 

でもある日、ふと思ったんです。

 

「本当にキャバ嬢は自分を覚えているのだろうか?」と。

 

月に何回も行って指名していれば、それは覚えているでしょう。

けれど私の場合、連続して同じ店に行くことは少なく、

連絡は取っているけれども、前回行ったのは半年前とかザラにあるのです。

 

なので久しぶりに行くときは必ず連絡をして不安を与えないようにし、

「久しぶりだねっ!」

と言われるのが最早お約束となっていたわけです。

 

やっぱり覚えられていないというのは、自分でも嫌ですからね。

 

でも何だかいたずら心が疼いてしまって、

ちょっと試してみたくなりました。

 

条件はこうです。

半年以上、少なくとも数ヶ月は行っていない店に行く。

前もって連絡はしない。

一度は指名した娘を指名する。

普段はメールでやりとりをしている。

変装はしないが、話し方を変えてみる。

 

まあ要は顔だけで覚えているかどうか、ということですね。

 

 

そうしたら何と・・・覚えていませんでしたorz

 

まあ、前も書きましたが私は特徴のない顔をしていますからね(笑)

中肉中背、髪も染めていないし、服装も地味です。

 

分かりやすく言うと、『上司に連れてこられてイヤイヤ来た部下』

ってイメージがピッタリだと思います。

 

でも話し方は特徴があるので(よくいじりますから)、

それで覚えているホステスが多いと思うので、

あえてつまらない喋り方をしていました。

 

いつもだったらホステスが付いた瞬間に

私「おおっ!今日も素敵ー・・・」

嬢「ほんとっ!?ありがとう!!」

私「・・・な、二の腕。」

とか行ってパンチを貰ったりしているのですが、

そういのも無しです。

 

私「どうぞ、どうぞ。お久しぶりですね(ニッコリ)」

嬢「あ、そうですね・・・。前回はいつ来られましたっけ?」

私「んー・・・半年前くらいですかね。あ、○○さんも何か飲みますか?」

嬢「あ、ありがとうございます。」

 

とフツーに対応していました。

「前回はいつ来たか?」というのもそうですが、

何回もボーイに抜いて貰ったり、携帯を教えていたか確認したり、

前は何の話をしていたか、何て呼んでいたか聞いて、何としても思い出そうとしています。

 

こちらも「覚えていないでしょ?」とは聞きません。

そうすると向こうのプライドを傷つけてしまうので、

今後、店からの評判も著しく悪くなってしまいますからね。

 

なので私は知らんふり。

向こうは必死で思い出そうとしています。

 

何となくは覚えているみたいですが、

もし間違った名前をいってしまったらアウトなので、

確認したいけど、確認できない状態って感じですね。

 

う~ん・・・私も結構Sですね(笑)

普段はMキャラを演じることが多いですが(笑いをとりやすいので)、

ちょっと楽しくなっていました。

 

 

結局最後まで思い出すことはなかったのですが、

まあ、こんなものかなと思います。

 

毎日たくさんの客と会話するわけですから、

自分が思っている以上に覚えられていないものです。

 

そこでも自分のエゴが出てしまうことが多いのではないでしょうか?

覚えていて当たり前、そう思っていると痛い目を見ることがあったりします。

 

その為に優秀なボーイやマネージャーがいる店は強力ですね。

大体はホステスよりスタッフが覚えていたりします。

 

昔指名していたYちゃんの店は素晴らしかったです。

 

数ヶ月振りに行ってもマネージャーが私を覚えていて、

「いらっしゃいませ、本日もYさんでよろしかったですか?」

と聞かれた時は「この人、すげーな!」と思いましたね。

 

後、店によっては席に案内する前に名前を聞かれるところもあります。

「ボトルとか入れていないですよ?」

とはぐらかそうとしても、

「申し訳ありません。店長と女の子に知らせる義務が御座いますので。」

と言われてしまいますからね。

 

あまりここで名前を言いたくない!と言い張ってしまうと、

不審者なんじゃないか?と思われてしまうので伝えてしまいます。

 

これはやはり女の子がそのお客さんを覚えていないというのは、

失礼にあたってしまうので、それを回避する為だと思います。

なので、そういう店ではなかなか知らんふりはできませんね。

 

逆に言えばそれだけホステスは覚えていないことの方が多いということですね。

もし殆ど覚えているなら、そんな確認する必要はありませんから。

 

 

もしかしたらあなたが思っているほど、ホステスに覚えられていないかも知れませんよ?

 

裏でボーイや店長に

「あの人、誰だっけ?」

と聞いているかも知れません。

 

それを確認した上で、

「あー○○さん、久しぶりー!嬉しい!!」

と笑顔全開で来ることも珍しくないので、

「こんなあまり来ない俺のことを覚えてくれているなんて・・・!」

と感激してはいけませんよ。

 

意外と素っ気無いものですから。

 

 

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