キャバ嬢に対して何らかの偏見を持つ人はたくさんいますね。

 

一般的には、

『金に目が眩んでいる』

『普通の仕事ができない馬鹿』

『男にチヤホヤされたいだけのヤリマン』

 

もの凄く言葉は悪いですが、

「キャバクラなんて・・・!」

と思う人は、ホステスに対してこういうイメージを持っているからだと思います。

 

かくいう私も最初の頃は確かに良いイメージはありませんでした。

「金さえ積めば何でもするんじゃないの?」

と思って敬遠していたこともあります。

 

確かに『夜の世界』ともなると、

男女共に『はぐれ者』というイメージは強いし、

実際に何らかの事情があって働いている人も多くいます。

 

けれど、キャバクラに行き始めて知ったことがあります。

 

今は学生や真っ当な職業に就いている娘でもホステスになっている。

 

 

私は今まで社長とのキャバクラ三昧のお陰で、

かなりの数のホステスと会ってきました。

 

その中でいろんなホステスと話をしてみると、

随分、頭の中にあったイメージと違うな、と思ったのです。

 

分かりやすく言えば『普通』の娘が多い。

私の知り合いでも看護士や美容師、保育士といった、

イメージの良い職に就いている娘も結構、夜の仕事をしています。

 

これを聞いた時、始めは

「若い娘は節操がないなぁ・・・」

なんて馬鹿にしていたものですが、それは今では全くなくなりました。

 

これは業界がかなり努力をして、イメージを変えたのだと思います。

並大抵のことではないですよ。

 

10年、20年前は先ほど書いたようなイメージ通りだっただろうし、

そこに集まる人も間違いなくアングラか金持ちの道楽でしかなかったはずです。

 

けれど様々なメディアに取り上げて貰い、

映画や小説、漫画、ドキュメンタリー等で、業界の持つ悪いイメージを一心させました。

 

業界もそのままでいこうと思えばいけたはずです。

ならず者の集まりの場でも良かったはずです。

でもそれでは業界が大きく成長することはないと思ったのではないでしょうか?

 

この辺はパチンコ業界にも似ていますね。

パチンコも汚くて臭い男の集まりというイメージから、

女性でも気軽に遊べる場へとイメージを変えていきました。

 

 

そういう努力が実り、だんだん日の目を見ることによって、

「昼で働けない事情がある娘がする仕事」

から

「効率良く働ける職場」

に転身できたのだと思います。

 

なので女子中高生の憧れの職業第一位に輝きましたが、

それだけ業界が頑張ったということです。

もはや偏見の目というのはだいぶ薄れてきましたから。

 

 

夜の世界は懐が広いという点は昔と変わりません。

誰でも働けるのです。

 

一般的な考えだったら自分達と身分が違う人は嫌うじゃないですか。

作業着で働く人はスーツで働く人が嫌いだし、

自由な時間で働ける人は公務員が嫌いだし、

その逆もまたしかりです。

 

けれど夜の世界の場合は、昼にどんな仕事をしていようと、

夜一本で仕事をしていようと、借金を抱えていようと、

親に勘当されて追い出されていようと、全く気にされない世界なのです。

 

『全てが店での実力次第』

学歴も家柄も関係のない、けれどもどんな人でも夢を掴むチャンスがある仕事なんですね。

 

 

だからフツーの娘が多いんですよ。

そりゃ今でも昔のイメージ通りの娘もたくさんいますが、

それは先ほど言ったとおり、

『懐が深い世界』だから、どんな娘でも働いているというだけです。

 

公立の小学校みたいなものですよ。

小学生ってスポーツ万能の明るい子と、読書が好きな大人しい子が、

平気で仲良く遊べたじゃないですか。

 

勉強ができる子と、どうしようもない問題児が同じ空間にいて、

協力して作品を作ったりとか、手伝いをしてあげたりとか、

助けてあげたりとかそういうことができたと思います。

 

それと同じですよ。

いろんな娘がいるけど、悪いイメージの娘ばかり注目されてしまうので、

行った事のない人は未だにそう言い続けるだけです。

 

 

一つ面白い話があって、

昼に保育士として働いているホステスに、

「何で夜の仕事もしているの?お金に困っているの?」

と聞いてみました。

(口説きたい娘にはこういう質問はNGです。嫌がられるので。)

 

そうしたら、

「自分の保育園を持ちたいから、その資金集め。」

と答えました。

 

昼の仕事だけだと生活で手一杯になるので、夢が叶えられないと。

自分の夢の為には稼ぎ頭をもう一本増やす必要があるのだけど、

水商売は時間対給与の面で一番適していた、と言っていました。

 

これには「なるほど!」と思いましたね。

この娘の話を聞いて、普通の娘でも選ぶ理由がはっきり分かりました。

 

だから昔に比べたら、まともな娘が多くいますよ。

そういう環境を作り出せているのですから。

 

なので「キャバ嬢なんて好きになっちった・・・。」

って悩んでいる友人が何人かいますが、

「いいじゃん、別に。何が問題なの?」

って言いますね。

 

だって昼の仕事だから『マトモな娘』っていうのも浅はかじゃないですか。

逆にこっちの方がひどかったりしますよ?

 

せっかく飲み会に誘ってみんなで楽しい場を過ごしているのに、

「私、お金持ってないんだけど。」

って言い出す奴はいるし、

遊びに連れて行って欲しい、と言われたら連れて行ってあげたら、

「男がお金を出すのは当たり前でしょ?」

みたいに言う奴だっているんです。

 

勿論、そういうホステスもいます。

けれど私が言いたいのは昼も夜も全然差はない、ということです。

 

夜の仕事でも常識があって気が利く娘はいます。

昼に大きな会社で働いていても傲慢で自分勝手な娘はいます。

 

昼だから、夜だからで決めるものじゃないですよ。

 

だから私はホステスに心を奪われても、な~んの後ろめたさもありません。

逆にホステスを口説けない人はそこら辺を勘違いしています。

 

「キャバ嬢はすぐヤレる!」

とか思っているから全然相手にされないんですよ。

 

一人の女性としてしっかり見ていれば、

ちゃんと気持ちが届くものです。

 

 

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