こんばんは、芦屋です。

 

どの恋愛講師の話を聞いても、

大枠のところでは大体似たようなことを話しているのですが、

意見が対立しやすい箇所というのもあります。

 

その中の一つで最も多いのが、

『初心者はまず落としやすい女から口説くか否か?』ですね。

 

要は『ステップアップする為に最初は難易度の低い相手から挑戦するべき派』と、

『そんなモチベーションが上がらないことをしても意味が無い派』に別れているのです。

 

 

私は前者派なのですが、

これもやっぱり前回の話同様、

元々のレベルによって変わるんじゃないかと思っています。

 

と言うのも何度も申し上げているとおり、

私はモテなくてモテなくて悩んでいた人間。

 

だから他の男が

「〇〇がお前のこと好きだってよ!」

「えぇ!?あいつ~!?」

というような『あんなブスに好かれても・・・』みたいなことですら、

羨ましいと思えていたのです。

 

なんせブスにすら寄り付かれたことがなかったですからね。

 

そんな私が「ブスなんか相手にしない!俺は美人しか口説かないんだ!」

って言うのはさすがに違うよなと思っていました。

 

 

分かりやすく言えば年齢=彼女いない歴の独身アイドルオタクが、

「可愛くなくちゃ嫌だから俺はアイドルとしか結婚しない!」

って言っているようなものだと思うのです。

 

まあまずは鏡見なよ、と。

そのアイドルと奇跡的に出会えたとして、相手にされると思ってんの?と。

 

勿論モテる自信があれば…、

例えばどこか一等地のバーでモデルや芸能人と出会えたら口説こうと思うかも知れません。

 

ですが普段からモテない男だったら、

そんな状況になっても口説くどころか声すら掛けられないでしょう。

 

 

要は『モテる為には自信を持つことだ』とどこの恋愛講師も言いますが、

場数も踏まずにモテる自信がつくものか、という疑問には答えられないでいます。

 

当たり前な話、

「よし、落としてやる!」と迷わず行動できるかどうかは、

自分のスキルにどれだけ自信を持っているかに左右されます。

 

あまり女を落としたことが無い人は「やれるだけやってみよう!」って感じですし、

いろんな女を落とした人は「じゃあちょっとこいつを引っ掛けてみるか」って感じになりますね。

 

人間性を見れば前者の方が誠実で支持されるでしょうけど、

どちらが落とせるかと言ったら間違いなく後者なわけです。

 

なので後者の意気込みでいかないと上手くいかないというのが現実です。

 

ですが、そうは言ってもそんな都合よく思えないのが人間ってものです。

(中には天然で壮絶な勘違いをしている人もいますが)

 

じゃあどうするか?って言ったら、

やっぱりモテる自信をつけることであり、

その為には多少可愛くなかろうと何だろうと

『戦略的に落とせた経験をどれだけ積めたか?』

によるんじゃないでしょうかね?

 

だって

「俺は自分のタイプじゃないけど10人の女に告らせた!」

っていう男と、

「美人だけを狙って1人も落とせていない」

っていう男ではどっちの方が自信を持って行動できるか?って話ですよ。

 

後者の意見って上述したアイドルオタクと同じじゃないですか。

 

こんなことをしてたら

「俺、あの娘と付き合いたい!」

って言った時に周りから

「現実見ろよ」って言われますよ。

 

ですが前者だったら多少難しそうでも、

「まあ、お前はモテなくもないんだから狙ってみていいじゃね?」

って言って貰えるはずです。

 

それに前者の場合は『落とす感覚』を掴んでいるので、

どういう反応があったらどうすればいいのか?

つまりパターンに持ち込むことができるわけですが、

後者の場合は落とした経験が無いのですから、

相手の反応に振り回されるだけです。

 

ご飯も炊けないのに炒飯が作れるのか?って話ですよ。

 

世の中なんでも経験です。

落とした経験もないのにレベルが上がるわけがないのです。

 

なので私は、

『タイプじゃない女を落としても意味が無い』という意見には反対ですね。

 

 

因みに『タイプじゃない女を落としても意味が無い』という側の人は、

「そんなの自分が虚しいだけ」

「いくら抱いても好きな女じゃなかったら満たされない」

と仰っています。

 

確かにタイプの女を落とした時の喜びは計り知れないものだし、

心の満たされ方も段違いです。

 

ですが問題なのは、

その娘を落とせるのか?ってことじゃないですか?

 

 

そりゃあ好きな女を落とせるならそれに越したことはないですよ。

 

でも好き勝手に狙った女を落とせていけるなら、

そもそも恋愛テクニックなんか学ぼうと思わないでしょう。

 

それにサラッと学んだだけで、

どんな女でも落とせるようになるなんて甘い話じゃありません。

 

恋愛だって仕事やスポーツや楽器と同じように、

徐々に徐々にできるようになるものです。

 

「タイプの女だけを狙え!」って言うのは、

「つまらないから」と基礎練習もさせずにいきなり試合をさせたり、

ステージで演奏させるようなものです。

 

徐々に出来るようになる実感があるから楽しくなるし、

自信もついてくるんじゃないですか。

 

ギターを買っただけで

「俺、東京ドームを満員にできる自信あるよ!」

って言ってたらヤバイですよ(笑)

 

ある程度難しい曲も弾けるようになって、

作曲やアレンジもできるようになって、

バンドを組んで何回かライブハウスで演奏して評判が上がって、

デビューしてCDが売れてようやくデカイ会場で演奏できる実感があるんじゃないですか。

 

 

落とした経験もなければ当然お目当ての美人と付き合える目途は無いのに、

「タイプの女だけを狙っていけ!」

というのはどうかなと思いますね。

 

それに私は別に好きじゃない娘からでも好かれたらモチベーションが上がりましたけどね。

 

「あ、俺、モテるようになるんじゃね!?」って。

 

そりゃその娘とどうこうしようとは思わなかったですけど、

「好かれた!」というのはその娘と自分の関係の問題ではなく、

確かな自信となって返ってきたのです。

 

それが増えていくことで美人でも腰が引けることなく対応できるようになりました。

 

 

なので『タイプ以外の女でも相手にするべきかどうか?』って言うのは、

そういう経験があるかどうかで分かれるんじゃないでしょうか。

 

天然である程度モテてきた人なら当然、

自分のタイプ以外を狙うなんて無駄でしかないでしょうし、

全くモテなかった人だったら、

『できるところから始めよう』という結論に至ると思います。

 

というわけで誰に師事するかは

自分と似た環境にいたかどうかで判断したらいいのではないでしょうか?

 

大体どの恋愛講師も『ブサイクでもチビでもハゲでもオッサンでも・・・』

というのを枕詞にしていますが、

正直イケメンや天然でモテてきた人がこれを言ってもあまり説得力が無いですね。

 

何故なら同じことをやっても、

イケメンだったら様になることが、

ブサイクだったらサムイだけですからね。

 

ブサイクはブサイクなりの戦い方ってものがあるんですよ。

 

 

私の経験上、

泥臭いことが言えない人は天然でモテてきた人ですね。

 

何故ならモテない男の苦しみが分からないから。

 

そりゃモテる自信がある人なら、

「自信を持つことです!」って迷わず言えますよ。

 

自信が持てないことは無いんですからね。

 

 

自信っていうのは自らを信じるってことなのですから、

信じられる要因も無く持てるものじゃないんですよ。

 

自分を信じられるものは何か?

 

まさか「何億もの精子の中で一番で生まれてきたからそれだけで凄い事だ!」

なんて言いませんよね(笑)

 

そんなの人類全部そうじゃないですか。

 

何のアドバンテージも無いものは自信の根拠になりません。

 

「俺、スゲー!」

って思えないと何の自信も芽生えませんよ。

 

何か変な恋愛講師がやたら増えてきて、

なんだかなーって思う今日この頃です。